まどか11話
ほむらがまどかを中心にして過去と未来を繰り返してた事で、 いくつもの平行世界のまどかを束ね重ねあい、ただの女子中学生が 無限とも言える魔法力を秘める存在になった。
となれば、1週目ではただ死ぬだけだったまどかを前回のループで見せた 魔女にしてしまったのは誰でもないほむら自身であったわけで、 そのことに気付いてしまってなお、黒化せずワルプルギスの夜に立ち向かう ほむほむのまどか愛、というか想いの力マジ凄い。
自分の(意図的な)説明の無さを棚に上げたQBの解説もゴミっぷりも最高潮。 もはやクッソ汚い陰獣とかで表現するレベルじゃねーぞ。
しかし今回の戦闘シーン、時を止める力で手に入れる範疇を明らかに超えた火力は 一体どこからかき集めたんだ。しかもこれだけやってほぼ無傷のワルプルギスの夜の チートっぷりの単独攻略とか無理ゲーにも程がある。
通常通り放映されてたなら、11話最後のほむらの絶望とまどかの決意で ネット界隈がまた1週間大騒ぎしてる光景が言わずとも目に浮かぶ訳ですが、 本日は2話連続放送で熱が冷めぬままに後半戦へ。
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まどか12話
まどか、因果律をも超越する神となる。
魔法少女システムの集大成、ワルプルギスの夜によって人類の滅亡が避けられないなら、 いっそのこと途方も無い魔力を得た事を逆手に取り、仕組みそのものを作り替えてしまおうという ちゃぶ台ひっくり返し展開、嫌いじゃないよ。
14歳の少女が全宇宙の歴史を一手に背負うのは荷が重すぎる役ですが、迷うことなく 歴史の道標へ身を投じたまどかええ子過ぎて涙出てくる。ちょっと漫画版封神演義思い出した。
宇宙を浄化した代償としての自らの魔女化さえも、自分の願いの範疇としてさらに浄化するという 荒業もいい所なんですが、魔女化という事象全てを消し去ったまどかさんは永遠の存在へと成り果てる。 インキュベーターの存在、魔法少女システム自体を消さなかったのは、11話でもちらっとあった 人類の文明を洞窟の生活に戻さないためか。
マミさん、杏子も合わせて復活。まさかの「マミさんを救い隊」実現化に俺歓喜。 さやかに関しては・・・本人が納得してるならいいんじゃないかなぁ?
そして最後、魔女の代わりに魔獣が生まれはしたが、魔法少女に絶望という名の厄災は消え失せた。 再びまどかと出会うという交わした約束を信じて、ほむらはこの世界を歩んでいくシーンで終了。
いやぁ、1ヶ月以上開いて熱が冷めてしまうんじゃないかと思ってたけど、 11話冒頭から引きずり込まれて一気にラストまで疾走できてホント良かったわ。 やっぱりというか、全員が生き残るようなご都合ハッピーエンドでは無かったけど、 この結末になるのを納得出来る終わり方っていうのが素晴らしい。 オリジナルだから先の展開が全く読めず、1話1話どの話も大騒ぎしながら 楽しませてくれた虚淵さん、製作者さんたちに拍手と感謝です。 |